戦闘シーンはリアルでした。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月24日 10時28分
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総合評価:
3.0
映画の冒頭から、米軍の一部隊が紛争地の市街地で敵に囲まれて、銃やRPGで攻撃されるシーンになります。銃火を浴びせられる米兵の恐怖感が伝わってくる描写になっていました。主人公のドローン操縦士のハープ中尉は命令違反の為、紛争中の東欧の米軍基地に再教育という事で赴任させられます。そこでの上官はアンドロイド兵士のリオ大尉ですが、その描写は現在のロボット技術とは全く違う様になっています。さらに兵士のサポートとして二足歩行のロボットなども出てきますが、そちらはこれから実際に配備されそうなモノになっていました。リオ大尉と共に難民キャンプへの医薬品輸送という事をカモフラージュに敵勢力の情報を探りに行きますが、途中で敵の待ち伏せに会い、四方から銃火を浴びせられます。その際にハープ中尉は固まってしまいますが、その辺りの描写は実際に米兵がイラクなどで体験したものを参考に描かれたのでしょう。リオ大尉が単身でどんどん敵を倒すところは、却って迫力不足になっていました。やはりそれなりに苦労しながら敵を倒さないと、アクションシーンとして物足りなく感じます。細かいところは上手く作られていましたが、ストーリーにいまいち説得力がありませんでした。