実際にありそうに思いました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月27日 11時58分
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総合評価:
2.0
最近、何かと多く作られている人身売買を扱った映画ですが、本作では拐われた女性の周りの退役兵の兄弟たちが、自分たちで犯罪組織から奪還しようとする映画になっています。イラクやアフガンなどに派遣されて実際に戦争に参加した人たちならば、警察が動かないときなどに、犯罪組織にも自分で銃を取り向かって行くことがあるのだろうかと思いました。合法的に自動火器を所持できる米国ならば、警察が当てにならないときには、自分で解決しようとすることがけっこう実際に起きているのかもしれません。「デス・ウィッシュ」などの自警団ものに分類される映画です。米国ではミリシアと呼ばれる武装民兵組織に退役軍人の人がかなり参加していて、田舎で戦闘訓練をしているそうですが、格差が大きくなり、治安も悪くなれば、何かと自分たちで解決しようということも増えてきそうです。国土が広く格差の大きい米国では、行政が当てに出来ず、何かと自ら解決しなければならないことが多そうです。ブルース・ウィリスは警官役で少し出てくる程度になっています。