さっくり簡単に描かれていました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月18日 11時55分
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総合評価:
4.0
ソ連時代に開発された自動小銃のAK-47カラシニコフの誕生までの物語です。正規の教育を受けていない主人公が、軍での銃の設計者である将校に推薦状を書いてもらうと、自動火器開発のために機関車整備場で働けるようになったり、本人が考えたものをそこの他の工員さん達が休憩時間を使って手伝って作ってくれたりというところが、何かとロシア映画らしいところでした。これまでのロシアの戦争関連の映画というと、主人公たちが皆死んでしまったりするものが多かったのですが、本作は「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」と同じように、重くならない展開の映画になっています。ロシア映画も、世代を経るごとに作風が変わってきているようです。ちなみに「カラシニコフ」松本仁一著によりますと、それまでの銃では、外側から泥などの汚れが入らないように隙間を少なく作られていたのが、AK-47は、泥や砂にまみれても動作不良が起きないように、隙間を多くとり設計されていることと、ボルトの重量を重くしているため、弾薬をしっかり薬室に送り込めることで、故障が少なくなっているとのことです。