子供を守る制度について考えさせる映画
2021年9月21日 14時50分
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総合評価:
3.0
何らかの理由で父親を包丁で刺し殺した女子大学生を、健康的な芳根京子さんが演じていますが、その事もあり、それほど暗い感じを受けない見やすい映画になっていました。
本作の中で扱うようなことは、多くの方にあることのようです。
何かと過去のトラウマというと、特別に大変な体験をした人のことが取り上げられがちですが、本作では、周囲にとってはそれほど気にしていなかった事がその後にずっと影響し続けて、結果的に大きな影響を与えるというものになっています。
大人にとってはちょっとしたことでも、子供がずっとその影響を受け続け、後の様々なことに繋がるというのは、周囲からは見えにくいことのようです。
北川景子さん演ずる心理士が、容疑者に面会を重ね、彼女のことを調べているうちに、自分の過去のことも思い出していくという展開です。
様々な子役タレントや子供モデルなどを、仕事や将来のためにという保護者や関係者から、いかに守ればいいのかを考えさせる内容でもありました。