そりゃ父親だもの
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月6日 11時01分
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総合評価:
5.0
ケビン・コスナーが演じるCIAベテランエージェントのイーサンは余命僅かな状態で引き受けた最後のミッションの相手は凶悪なテロリストグループ。
しかし、最も手強い相手は16歳の娘でした。
緊迫した場面で娘からの着信を知らせる着メロ音とその電話の内容、またイーサンが殺しかけたテロリストグループの一人に娘との接し方を聞き、そのまま生かしておくシーンには笑いました。
スパイ物なので派手なアクションシーンもありますが、コミカルなシーンや家族愛(イーサン一家と不法移民の家族)を描いた心温まる場面などをバランスよく脚本にまとめたリュック・ベッソンはさすがです。
仕事に追われて娘にかまってやることができなかったイーサンは、16歳になっても娘が自転車に乗れないこと知り、夕暮れ時まで娘の自転車の練習に付き合うシーンは、同じく娘を持つ私自身を見ているようでちょっと泣けてきました。
老若男女問わず様々な人が見て楽しめる映画ですが、特に年頃の娘さんを持つお父さんには是非見ていただきたいです。娘と良好な関係を築くことは、どんな職業・どんな国の父親にとっても困難なミッションであり、苦戦していることを改めて知ることができるので安心できますよ。
そのミッションをクリアできたお父さんはこの映画のイーサンと同等のヒーローです。
イメージワード
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