ザ・リチュアル いけにえの儀式
タイトルの「儀式」。 キリスト教圏の映画でのそれの場合、多くは「悪魔」がテーマになってきますが、本作では北欧神話なのが興味深いです。 物語としては王道の流れ。 亡くなった仲間を偲んで旅行に出かけたら大変なことになった……というもの。 冒頭の友人を見殺しにせざるを得なかったルークもまた「いけにえ」を捧げたのかもしれません。 そもそも、彼らが舞台となるスウェーデンに行ったのも、友人5人でハイキングにいく計画を立てたのがきっかけ。 その話し合いの帰りに立ち寄ったコンビニで強盗に巻き込まれて亡くなったのが仲間の中のロブ。 彼が行きたがっていたのがスウェーデンだったのです。 そういった意味では「引き寄せられた」といってもいいのかもしれません。 物語全体的に面白くはあったのですが、少し気になったのが邦題。 原題の"The Ritual"は「儀式」という意味なので、副題で言葉が二重になってしまってます。 副題を外すか、副題をメインタイトルにするかした方がスマートかと思います。 洋画の邦題の付け方はなにかと失敗しがちなので、ちょっとだけ気になりました。
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