ザ・フォーリナー/復讐者
クァン・ノク・ミン(ジャッキー・チェン)は、特殊部隊に所属していた過去を封印し、ロンドンでレストランを経営していた。高校生になる娘の成長を見守っていたが、彼女は無差別テロによって命を落としてしまう。憤怒に駆られた彼は、特殊部隊時代に培ったスキルを駆使して犯人を捜し出し、リベンジしようと決意する。調査を進めていくと、北アイルランドの副首相リーアム・ヘネシー(ピアース・ブロスナン)の存在が浮かび上がる。
かつては死ぬほど憧れた少年時代の大スターだけど、『タキシード』あたりかな?CGやワイヤーを使い出してからはすっかり冷めてしまっていた。 長年のジャッキー映画離れ。 本作を観る気になったのは、シリアス路線で復讐の鬼と化すと聞いたから。 明るくコミカルが信条だったジャッキーなのに、その彼が娘を亡くして復讐に駆り立てられる男をどう演じるか興味があったのだ。 結論を言うと、鬼だろうが悪魔だろうが、ジャッキーはジャッキーだということ。 齢66歳にして未だにアクションスタントもしっかりこなすし、カンフーのキレも、小道具を使った殺陣もキチンと健在だった。 かつてのファンとしては、何よりソコに感動してしまった。 ストーリーは、正直登場人物が思いの外多くて困ってしまったが、大筋はシンプルなVSテロリストの復讐劇なので感情移入もしやすかった。 しかし、本作はアクション・スリラーなので、神出鬼没でヌッと現れる無表情のジャッキーは少し怖くもありました(笑)
元アメリカの特殊部隊に在籍していた過去を持つ父親(ジャッキー・チェン)のベトナム系移民の家族が、イギリス・ロンドンで娘がテロに巻き込まれたことで、父親がイギリスのテロの黒幕に復讐をする設定がとても引き込まれるストーリーです。北アイルランドの過激派の状況や、政治家の陰謀などが絡み、特にその移民の娘がターゲットではなかったような、たまたまテロに居合わせてしまっただけ?だけど、娘を失った父親と悲しむ妻はイギリスに蔓延る汚職と、それを暴こうとするあまり狙われてしまうことで戦いに挑む。また、悪役北アイルランドの副首相で過激化組織の活動家リアム・ヘネシーを演じるのはアイルランド出身のイギリス人俳優、ピアース・ブロスナン。裕福なヘネシー家を出入りする妻や親族との関係、またアイルランド版マフィアのボスのような構成も見応えがあります。死んだ目をした父親が一人で敵に乗り込んでいく姿が、ハラハラ、ドキドキさせられ、ついにはリアムを追い詰めることに成功、北アイルランド問題も絡んだ面白い映画でした。
このレビューにはネタバレが含まれています
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