イギリス発、ドラマで登場する伝説の美男ドリアン・グレイの自伝的創作映画です。
物語の舞台はロンドン。若き青年ドリアン・グレイはビクトリア朝の煌びやかな都会に魅了され、ロンドンに到着します。厳しいかった祖父が残した遺産を相続し、街で知り合った権力者ヘンリー卿の紹介で夜の社交会に招待されます。ロンドンの優雅で快楽的な生活に酔いしれるドリアンに、友人であるヘンリー卿は芸術家バジルを紹介します。ドリアンの若々しい風貌と美しさは同じ男性でも見惚れるほどで、特注で肖像画を描かせます。そんなある日、ドリアンは女優志望のシルビに出会い、すぐに恋に落ちてしまいます。即座に結婚を申し込んだドリアンに対して、ヘンリー卿は2人が子供を持つことに懸念を抱きます。そして、ドリアンが売春宿に行ったことで、妊娠していたシルビは自殺を図ってしまいます。悲しみのあまり自暴自棄になっていたドリアンを見かねた兄ジムは、ヘンリー卿と誓約を交わした一連の生活に憤り感じます。それから25年後、ロンドンを離れていたドリアンは昔と変わらぬ姿で社交会に登場します。