最後まで真犯人は暴かれない
2021年5月19日 01時25分
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総合評価:
4.0
豪華国際的な実力派俳優らが送る緊迫感あるイギリス映画です。舞台はスターリン政権下のソビエト連邦ウクライナ。孤児院育ちのレオは1945年ベルリンでソ連の英雄兵士となり、時は過ぎ1953年モスクワ。多くの孤児の遺体事件が多発する最中、レオはソ連連邦保安局MGBに所属し、一目惚れした小学校教員ライーサと結婚します。ある日レオは国家の裏切り者を匿っている農家で男を捕らえるも、同僚のワシーリが無実の農夫婦を射殺します。残された子供をつれてモスクワに戻るレオ、そこでは同僚のアレクセイの息子が事故死したと知らされますが、アレクセイは殺人であると主張します。田舎の配属先で不審な子供の遺体事件の真相を追及しようとするレオは、ライーサが将軍の妻に訴えことで水面下で調査をし始めます。これまでに遺体で発見された子供の共通点、44人にも及ぶ殺人。MGB内の嫉妬と任務、上下関係など男社会のドロドロした権力争いが見所です。そして、最後にレオは昇進を断り新設殺人課を増設、ネステロフ将軍は新部署に移動、ライーサは農夫婦の子供をレオと引き取ります。