フランスのダークアニメ映画・日本人夫登場!?
2021年5月18日 23時59分
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総合評価:
5.0
2012年フランスで公開されるや否や、賛否両論で話題を集めた異色のアニメ映画です。物語は、人間の希望や経済が低迷しているフランスのある街で一際明るいお店「スーサイド・ショップ」があった。どんよりとした雰囲気が漂うご時世で、自殺者が後を立たない背景から、この店は自殺するための道具を売っていたのです。その店を切り盛りする店主ミシマと妊娠中の妻ルクレスは、自殺願望の客に次々とおすすめの自殺用品を売っています。やってくる客は、どのように死ねるかしか考えていません。自殺ビジネスを軌道に乗せたネガティブな夫婦には、マイナー思考の長女マリリンと暗い長男ビンセントがいます。そんな日常で、次男アランが生まれます。生まれつき明るく、成長するに連れて楽天的なアランが、笑顔のない家族を変えようとするアランが見所です。仲の良い家族ですが、マリリンにボーイフレンドができたり、罪悪感を感じている母ルクセル、密かに自殺願望がある父ミシマ、家族を想うアランがミシマに追い詰められるシーンがハラハラとしました。暗い社会から明るい社会に変えることの尊さを実感するアニメです。
イメージワード
- ・悲しい
- ・笑える
- ・不気味
- ・コミカル
- ・ファンタジー