いぬやしき
定年を控えるうだつが上がらない会社員・犬屋敷壱郎(木梨憲武)は謎の事故に巻き込まれ、目が覚めると見た目は変わらず、体の中はサイボーグになっていた。超人的な能力を手にしたことを自覚した彼は、その力を人のために使うことで存在意義を見いだすようになる。一方、犬屋敷と同様の事故で同じ能力を備えた高校生・獅子神皓(佐藤健)は、敵対する人間を全て消し去りたいと考え……。
正直、ずっと敬遠していました……。 原作もアニメ版もチェックしていたのですが、実写映画は地雷臭がキツくて……。 ところがどっこい、思い切って観てみたら大傑作だった!という嬉しい誤算。 大筋は原作と同じなのですが、犬屋敷サイドのエピソードがいくつか省かれ、獅子神シナリオをメインに組み立て直してありますね。 個人的には『ホームレス狩り撃退』や『ヤクザ一家壊滅』のエピソードが好きだったので、そこはちょっと残念でした。 しかし、独創性の高いSFアクションとして、その破天荒さも含めて実写で完全再現されていたのには驚きました。白熱の人間ドッグファイトとかね。 日本のCGレベルとか、今まで散々バカにしてきたんだけど、本作に限ってはハリウッドと肩を並べる――は言い過ぎにしても、充分勝負できるクオリティでしたよ。 もうね、犬屋敷をアベンジャーズに入れてもらってもいいレベル(笑) キャストもノリさんが意外なほど犬屋敷に嵌ってて、獅子神役の佐藤健の圧倒的安定感(あのナイフみたいな目つきを見よ!)といい、文句なしでしたね。
GANTZなどで有名な漫画家奥浩哉さんによる同名人気漫画の実写映画です。主人公の冴えない中年男性犬屋敷を木梨憲武さん、敵対する残酷な高校生を佐藤健さんが演じています。 会社や家族からもひどい扱いを受け、医者から余命宣告を受けた不運な初老のサラリーマン犬屋敷は、ある時謎の事故に巻き込まれ、機械の身体に生まれ変わります。同じく高校生の獅子神も事故に巻き込まれており、同様に機械の身体になります。同時に同じ力を手に入れた2人がそれぞれの思惑の中で力を発揮し、敵対するようになります。一見ヒーローは高校生、ヴィランを初老の男性がなりそうなところを、構図が逆の設定も面白いです。 邦画にしては世界観がきっちりと作り込まれており、CGで機械の身体が丁寧に描かれています。一番の見どころであるバトルシーンも激しく、スピード感があって見ごたえがあります。よくある漫画実写化によるストーリーの詰め込みがなく、一つの作品としてまとまっています。冷酷なキャラクターを演じる佐藤健さんもハマり役です。
まず一番最初に思ったのが、木梨憲武さんの演技力がすごいと改めて思いました。会社では嫌味を言われたりパッとしないのに、家族にも馬鹿にされて、哀愁漂う冴えないサラリーマン役を、自然な感じで器用に演じているのが凄いです。ある時から、サイボーグと化してしまい、その能力を世界を救うために使うというめちゃくちゃ良い人を熱演しているのは、一見の価値ありです。また、いつもは正義役のイメージが強い佐藤健さんが、まさかの悪役というのも違和感が全くなくて、さすがの実力者だと思う演技力でした。ストーリーは、比較的スピーディーに展開していき、それ程難しく考えるシーンもないので、何も考えず娯楽作品として気軽に見る事ができます。途中、スピード感あふれる場面は、見ていて爽快な気分になれるのと、ちょっと笑える場面もあります。意外にも終盤に感動シーンもあり、何だかんだとあっという間に見終えてしまう映画でした。
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。