コロナの怖さを知った上で見ると新たな面白さを味わえる!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月26日 10時38分
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総合評価:
5.0
昔、見た時は感染症の恐怖など身近になくSFの世界と思って見ていたが、今回久しぶり見直すとコロナのお蔭?で耳学問で得た知識により怖さが倍増だ。例えば、今ニュースやワイドショーで「空気感染」「接触感染」とか普通に出てくる言葉が映画のセリフに普通に出てくるんだよ。昔だったらボーっと見ていただろうけど、今は接触感染から空気感染になったときはどれだけ恐ろしいことかとゾッとする訳だ。なんだか恐ろしいことなのにハハーンと分かった自分がいる。変な意味、毎日コロナの危険を感じて生活しているもんだから、「分かるよ。分かるよ」って知ったような満足感?でいる自分がいる。バカだよね。でも日頃コロナの危険を感じながら生活している人は、これを見たら私の気持ちが分かると思うよ。
更に感じるのは、やはり政府というか軍隊のミスにより重大の事件となりこれを隠蔽するために真面目に生きてる住民が抹殺されるかもしれないなんて、どこの国でも起こりうる話だよね。いかに政府の責任逃れのための隠蔽が国民を苦しめるかという主張もこの映画に見えたね。
ところで、俳優陣も素晴らしい。ダスティンホフマンは言うに及ばず、リーサルウェポンでメルギブソンと絡み合って物凄い存在感を示したレネ・ルッソ。息子はジャックバウアーで政府の陰謀にあれだけ楯突くのに真逆の役のドナルド・サザーランド。やっぱりいい役者を揃えた映画は古くても新鮮で見ごたえがある。