個人的にはかなり好き
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月22日 06時37分
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総合評価:
5.0
ストーリーの設定が王道的でわかりやすいものの個人的には好み。
物語毎に出てくるクリーチャーはどれも魅力的で、原作の児童書の挿絵には劣るものの程よい恐怖感を感じられてよかった。
比較的ファンタジー寄りでわざとらしいCG表現があるので、リアリティを求める方には向かないかも。
少し切ない物語ですが、最後には「いい話だった」と思えました。
「本に名前を書かれた人は物語の通りに怖い思いをして死ぬ」という設定ですが、登場する物語で1番怖いと感じたのは最初のカカシのお話ですね。
名前を書かれた主人公の友人達は死んでしまう表現がなく、どこかに消えてしまったり、助かったものの精神に異常をきたしたりというものばかりでしたが
カカシの話は「カカシに襲われ最後には自分がカカシになってしまう」という唯一本人の意思、魂が残っていそうなオチだったため恐怖を感じました。
カカシに追われるシーンは怖くはなかったのですが、いじめっ子の少年が嗚咽しながら藁を吐き出すところには恐怖を感じました。
終盤の、主人公が本の呪いの元凶の過去を体験するシーンで、館の人間たちに髪を引かれているシーンも怖いと感じました。
怖いものがみたい!という時には少し物足りない気がしますが、凄くお気に入りの映画ですね。
イメージワード
- ・楽しい
- ・不気味
- ・恐怖
- ・切ない
- ・パニック
- ・ファンタジー