退屈です
2021年8月8日 15時57分
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総合評価:
2.0
映画ではなく連続ドラマにすればよかったのにと思います。
日本のホラー・サスペンス映画特有の暗く思い空気、閉塞感、そういう雰囲気だけはしっかり描かれていて、肝心のストーリーや設定は原作とは比べ物にならないほどチープ。
主要登場人物それぞれが特殊な能力というか特殊な状況に置かれているのに、それでも全く引き込まれません。特にキャストの関係性がほとんど描かれず、見るものを置き去りにするような展開が怒涛に続きます。原作を知らない人だったらかなり理解に苦しむのでは。
幼少期から幽霊が見え苦悩してきたという三角だけど、最後に「あなたのおかげでこんな僕でも誰かの役に…」と言ったところで何も響かず、もちろん感情移入もできません。とにかく何も響かない。演じた志尊淳さんはいい演技をしているのでなんだかもったいないなぁと感じてしまいます。
岡田将生さんはミスキャストかな。とにかくこの2人の距離感が近くて、これはBL?とも思ったり。余計なところばかり目につきました。謎解きにしてもホラーにしても中途半端で、無駄に豪華なキャストを揃えていますが残念です。原作は素晴らしいので、せめて原作を知らない人でも楽しめるように考えて作って欲しかったですね。じゃないと映画化した意味がないのでは。