姿の見えない運転手の恐怖
2021年5月26日 10時20分
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総合評価:
4.0
子供の頃に見た記憶があって最近DVDで見つけてすぐに見た映画です。
スティーブンスピルバーグ監督の無名時代の作品というのを後から知って、なるほどなっと納得させられました。
ストーリーは主人公のデービットという男性が車で急いでいると、大型のタンクローリーがゆっくりと前方を走っていたのでスピードを上げて追い越します。
ここまでは何て事ないのですが、そこからこの大型のタンクローリーによるしつこい煽り運転が始まります。
今の日本でも煽り運転が問題視されていますが、このタンクローリーの煽り運転は酷すぎます。執拗な煽り運転に殺されてしまうのではないかと恐怖を覚えたデービットはガソリンスタンドに寄り、タンクローリーが行き去るのを待とうとします。
ようやくこの恐怖から逃れられると思ったデービットですが、タンクローリーは居なくなるどころか待ち伏せをしている始末。
相手の運転手の姿が最後まで分からないようにしている演出が、さらにこの映画の恐怖を感じさせます。
古い映画ですが今見ても良い作品だと思いました。