ANON アノン
近未来、地球上にいる人間の記憶は、記録と検閲が行われることになっていた。個人の匿名性もプライバシーもなくなった代わりに、犯罪は皆無に等しいものとなったある日、殺人事件が起きてしまう。刑事(クライヴ・オーウェン)が事件を担当するが、捜査線上に浮かんだ女(アマンダ・セイフライド)に関する記録は一切存在しなかった。
視覚からあらゆる人の情報を簡単に得ることができるようになった未来のお話です。 そんな状況なので、プライバシーがないのが気味が悪いです。 面白いのが人々が「見ている」視点がきちんと映像化されているところ。 通りすがりの人々は顔をみれば名前などがすぐに分かります。 更に情報を検索すると、その人がそれまで経験したことが映像化されて残っているのです。 主人公は刑事なので、ある意味役に立つのですが、やはりそういう世界観は不気味ですね。 その世界の中で「人の視界をジャックする」という形で殺人事件が起きます。 ここが怖いです。 被害者は自分自身の視点を失っている状態。 誰かが銃で自分を狙っていることが分かるだけです。 そういった事件が起きている中、情報が表示されない「名無し」の女性がいることが判明します。 彼女は情報を操作できる、いわば「記憶のハッキング」の達人。 この物語のような世界だと、当然不都合な記憶を削除してほしいという需要が生まれるのは当然のことです。 そういった心理がうまく描かれていて面白かったです。 いくら便利になっても、あの世界には住みたくないなぁと感じる作品でした。
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