「3作目ですが、分からない事がいっぱいです」 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 美猫さんの映画レビュー

相変わらずシンジには誰も今の状況を説明しない所は、ゲンドウがシンジに対しても何の説明もなくエヴァに乗せようとした時から同じくとても不憫に思いました。
しかしそれはこの作品に一貫して言える事で、いったいゲンドウの一番の目的は何なのかそれが不明なまま物語が進んでいく事で、観ている方も想像力を掻き立てられる形になっていると思います。
前回はレイを救い出そうと周りの反対も聞かず動きサードインパクトを起こしかけ、今度もカヲルの意見を無視してフォースインパクトを起こしかけるという「何で同じ失敗を繰り返すんだろう」という大きな疑問でいっぱいになりました。
しかし全てはゲンドウの考える筋書き通りに事は進んでいる模様に、全くの的外れな考えでしょうが、以前のゲンドウの言葉である「ユイがコアへのダイレクトエントリーをしている所をシンジも見ていたが記憶を消されている」という事から、大きな衝撃的出来事が起こるとシンジの記憶はそこの部分だけが消える仕組みになってるの？と勝手な解釈をしています。だからどうという内容ではないのですが。
とにかく分からない事だらけのヱヴァンゲリヲンです、次作で全ての疑問が回収されることを祈っています。しかし、使途たちの未来的な動きと映像美には、いつも魅了されています。