映画好きな人の青春時代
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 15時37分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
映画好きな主人公(桐島じゃないよ)が学校の映画部で日々制作に励み、
全校朝礼で表彰されるも他の生徒には笑われ、理解されない。
いま活躍している映画監督たちもこんな青春時代だったのではないだろうか...。
この映画は桐島がいないとことで、人間関係が変わっていく(崩れていく)様が面白い。
吉田監督はこういう描写がお上手な気がする。
平たくいうとスクールカースト全開な内容なんだけど、その下にいるように見える生徒達の方が何かに励んでいて、将来が楽しみな子達なんだよね。
(前田は監督にはならないと言っているけども)
スポーツができてイケメンで彼女がいる菊池(東出昌大)は前田が監督にならないという発言に「じゃあなんのために…?」ってかなり動揺している。何かに意味があるって思えないと打ち込めない子なんだよね。そういう子ってクラスに1人はいたよね…。
最後は想像に任せますって感じの終わりなんだけど、今後のみんながどうなっていくのか。
かなりリアルなスクールカースト映画だったから、胸がきゅっとなる内容だった。