全てはPCの画面上で
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月16日 15時59分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
主人公・マタイアスが中古のパソコンを入手したことから始まるお話。
この映画の最大の面白い点は、すべてがパソコンのデスクトップ画面で進行するところです。
当然ながら、他の映画にあるような過去の回想もありませんし、日付を跨いだ物語にもなっていません。
全てはこの映画の上映時間・93分の間に起ったお話です。
マタイアスが入手したパソコンは、買ったものではなく拾った(つまりは盗んだもので、大きな0ファイルサイズの隠しファイルに気づき、やがてダークウェブへと導かれていきます。
友人たちとSkypeで話しながらパソコンの中身の真相に近づいていき、やがて本来の持ち主と接触することに。
この辺りの演出が面白かったです。
いくらなんでもそう簡単にハッキングできるかなぁとは思うのですが、まあそうしないとお話進まないですからね……。
マタイアスと話をしていた友人たちもハッカーの手にかかっていきます。
AJという人物が罠にかけられるシーンが面白いです。
彼が過去に投稿した動画を切り貼りして……という感じ。
この辺はかなり無理がありますが、ストーリーのスパイスとしてはいいです。
アプローチのユニークな面白い作品です。