ソイレントグリーン(監督:リチャード・フライシャー)
このレビューにはネタバレが含まれています
2023年10月5日 02時10分
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総合評価:
5.0
2023年の現在、2022年はこのような状況、という、この映画を観ると、いろいろ考えるから、複雑です。
ソイレントグリーン製造工場の実態、次に、安楽死させるサナトリウムシーンへの繋ぎが、大変見事。
中盤、高級なマンションの広い部屋で、悪人たちを、ハイソに演出しているのは、リチャード・フライシャーならでは。
特に、田園交響曲が音楽の特撮シーンは、素晴らしい。
自然の風景、動物たち(鹿等)を撮影した立体的な映画を観ながら安楽死のシステム?は、派閥によっては批判したようですが、しかし、映画はフィクションです。
これは、全体的にも、どのシーンも、無理の無い、優しい演出の一級の映画です。