戦艦ポチョムキン
帝政に対する不満が頂点に達し、反乱を起こす水兵たち。やがてそれは軍隊による民衆の大虐殺へと発展していく。乳母車が階段を落ちる“オデッサの大虐殺”シーンがあまりにも有名な巨人セルゲイ・M.エイゼンシュテイン監督の大傑作。
やはりエイゼンシュタインいう、ソ連の偉大なる映像作家が、モンタージュ理論を確立したという意味で、永遠に記憶されるべき映画でしょう。 エイゼンシュタイン以前にも、D・W・グリフィスが、部分的にモンタージュを試みたり、クローズ・アップを取り入れたりしましたが、それを映画的技法として定着させたのは、やはりこの作品ではないかと思います。 とにかく、モンタージュの面白さが群を抜いている。 それまでは、ただ画面をつないでいただけの世界に、映画的効果をもたらした意味は大きい。 内容的には、ロシア革命を背景にした政治的イデオロギーが、ギラギラするくらい前面に出ています。 有名なオデッサの階段のシーン等は、その最たる場面ですが、ここでもその政治的主張以上に、このオデッサの階段のシーンの前後のカッティング等の斬新な映像技法が目を引きます。 ブライアン・デ・パルマ監督の「アンタッチャブル」に引用されていましたが、様々な意味で、以後の映像作家、作品に多大な影響を与えた、教典とも言うべき作品だと思います。
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