ドキドキ、ハラハラ
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月15日 04時26分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
1979年から1980年にかけて発生した在イランアメリカ大使館人質事件という実話が元になって制作された作品です。イラン革命を機に反米デモ隊が首都・テヘランのアメリカ大使館を占領して6人の外交官たちを人質に取りました。そこから人質となった外交官たちはなんとか脱出するため、近くのカナダ大使館に逃げ込むことに。それにイラン側は気づかず、捕まるのも時間の問題、となったあたりからドキドキ、ハラハラが止まりませんでした。アメリカ側のCIAから送られた人物が救出に奮闘し、イランからの脱出を試みます。身元がバレないようにしながら空港でパスポートを提示、飛行機に乗り込み、脱出に成功した時に安堵した登場人物たちの様子を見て感動しました。映画を見終わった後に、この物語が実話に基づいていると知り、衝撃を受けました。作品の中ではイランにおける緊張や人質にとられた人物の焦り、不安などが精彩に描写されていており、感情移入するくらい見応えを感じられました。