ストーリー構成が惜しい
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年7月20日 20時35分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
いわゆる都市伝説系ホラーです。
眼球が破裂し死亡する者がでてくるという事象。
それが物語の主軸なのですが、ホラーパートがやや冗長のように感じました。
現象は興味深く、また「シライサン」のビジュアルもいい感じに恐ろしさを醸し出していていいです。
主人公たちは一連の謎を追っていくことに。
核心に迫ってからが短く、現象の謎などが分かりづらいです。
この手の作品だと、謎解きパートにもう少し時間を割いたほうがより面白いものになるのではないかと思います。
登場人物もやや多め。しかし、余り役柄としての個性がないので「この人はなんだったっけ」となることがしばしばありました。
本作はエンドロールに仕掛けがあるとのこと。
よく見てみてようやくそれに気が付きました。
この辺りは面白く、上手い仕上がりになっています。
しかしながら、先に挙げたように役としての個性が乏しいため、そこからの物語の広がりを感じられませんでした。
題材は非常にユニークなので、構成がもう少し良ければなぁ、と感じました。