韓国ノアールの中で光る闇作品。
2020年12月27日 08時50分
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総合評価:
5.0
韓国映画のえげつない作品の中の1つ。
「チェイサー」「オールドボーイ」「新しい世界」などなどの韓国ノアールと言われるジャンルでも酷い、元気があっても鑑賞後に注意です。
正義である検事まで、どす黒い。
主人公ドギョンは、末期ガンの妻の為、市長の汚れ仕事をしてお金を稼ぐ刑事。すぐに感情的になってしまうアンナム市長の悪事のもみ消しを引き受けている。
アンナム市長の悪事を何とかして暴きたい検事達は、ドギュンを脅して、証拠を獲って来いと、ドギュンは板挟みになる。
もう、市長も検事たちも、エグ過ぎる。検事たちがドギュンにする暴力は、まるでヤクザ。市長のソンベも汚職まみれで、公共の前でも感情が爆発するくらい、手が付けられない。そんな歪んだ性格、ドギュンを犬のように扱う。
「私の頭の中の消しゴム」韓国映画を余り知らない人でも、タイトルは耳にしたことがある人も多いはず。そして、韓国映画の演技派、ファン・ジョンミン。國村隼が出演した韓国映画「哭声/コクソン」ベテラン俳優クァク・ドゴン、様々な脇役での演技が光るチョン・マンシク、唯一の希望の光、ドギュンの後輩にイケメンのチェ・ジフン、と誰1人他の俳優に変わることが想像出来ない、。
皆んなの行く末を、とくとご覧あれ。ゲッソリしますが、韓国ノアールにようこそ。