まあまあ泥酔してから見てほしい
2021年9月19日 12時02分
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総合評価:
2.0
私達の人生をけっこうな割合で削り取ったカプコンの名作,モンスターハンターのハリウッド映画.はい,その悪い予感はだいたい的中している.しかし,そう悪いことばかりでもないので期待する気持ちも諦めないでほしい.
主演はゾンビハンターで有名なミラ・ジョヴォヴィッチとトニー・ジャーであるが,このトニー・ジャーが作品の雰囲気と異常にマッチしている.めちゃくちゃしっくりくることに驚いた.衣装や小道具も悪くなく,けっこう彼の貢献は評価されていいと思う.それよりもミラおよびUSA的な脚本である.どうしてそうした.脚本として多少やむを得ないにしても,少々くどい.いつになったらモンスターハンターの世界観になるのか,ちょっとストレスを感じた.
脚本や演出も決して優れているとはいえず,モンスターハンターファンは基本的にがっかりしてしまう.どう考えてもクック先生は出すべきだし,4人で戦うシーンをきっちりと入れるべきだった.ジュマンジみたいに死んだら空から落ちてくる演出くらいやる度胸はあってもいいのではないだろうか.ただ,絶対にダメかといったらそうではなく,流石に金を使っているだけあってCGは優秀.モンスターのスケール感といい,もっと引きでのカットを増やすべきだった.
ラストも絶対に期待してはいけないが,アイルーのシーンは最高だった.それだけだ.