レディ・プレイヤー1
2045年、人類は思い浮かんだ夢が実現するVRワールド「オアシス」で生活していた。ある日、オアシスの創設者の遺言が発表される。その内容は、オアシスの三つの謎を解いた者に全財産の56兆円とこの世界を与えるというものだった。これを受けて、全世界を巻き込む争奪戦が起こり……。
現実とゲームがどっちが本当かわからないほどのめり込める世界がきたらという、夢のような世界を描いている本当に体験してみたい作品です。ゲーム中はどんな感じなのか、本当に死んでしまうような恐怖を味わえるのか、スピード感を味わえるのかどこまで想像してもわからない世界を描いていて架空の世界なのにドキドキします。最初のコースをクリアする事ができないのにある事をヒントにクリアする場面では、物事を追及する姿勢はゲームでも他の事でも変わらないという感じがしました。そして映像の綺麗さはすごい。ゲームの中の世界っぽい感じの映像美ですが、なんか生きている現実世界にも思えるような不思議な世界観です。でも実際は側からみると滑稽な姿でプレイしている人が、現実世界へ戻される部分はなんと表現していいかわかりません。ゲームは個人の世界に没頭して人間関係が築けないように思われるときもありますが、仲間と協力して敵を倒すということも出来ます。現実の世界も悪くないしゲームの世界も害悪ばかりではない、そんな風に思わせてくれる作品です。
このレビューにはネタバレが含まれています
スピルバーグが日本のアニメやゲームのキャラクターを大々的に取り入れて、制作した大人から子供まで楽しめる、先進の映像技術で圧倒的な映像美で魅せる、エンターテイメント映画の傑作です。 この作品は、40~50代の方には、出てくるキャラクターに懐かしさを感じると思います。自分の子供の頃に夢中になったアニメのキャラクター達が、現代のハリウッド映画で、観れるなんて考えられなかったことだと思います。 それを一昔前は夢のよなことを実現した、スピルバーグ本当に凄いと思うし、尊敬に値します。 いろいろな有名キャラクターが沢山出ても、ごった煮闇鍋ではなく、作品の根底に、バーチャルリアリティーでのリスクについて、警鐘を鳴らすという、しっかりとしたテーマがあるので、シナリオもぶれがなく、そのことが、映像だけでなく、作品全体のクオリティを押し上げていると思います。 ストーリーの結末も、良い意味で無理がなく、誰が観ても納得いくように描かれていたので、見終わった後もしばらく楽しめた余韻が残って良かったです。
スピルバーグが圧倒的な映像で魅せる、子供から大人まで観ても楽しめる、非常に完成度の高いエンターテイメントな作品です。 仮想現実リスクへの警鐘メッセージを投げかけた作品と言えば、「マトリックス」や「インセプション」等を思いつくが、この作品もこれらの作品と同じ世界観をもってるが、スピルバーグがすごいところは、子供でも判りやすく表現した描き方で、しかもシャープなマーケティングが光る作品になっているところです。 表現方法が馴染みやすいディズニーテイストのCGであり、ハリー・ポッターにも負けない謎解きのシナリオが、観る人をぐいぐい惹きつけます。 また40から50歳台ぐらいの親世代が子供の頃に興奮したキャラクターの記憶を確実に呼び覚まさせる作りがとても巧妙です。 そして、アニメやゲーム界の歴史を創造した、70から80年代の日米クリエイターへのリスペクトが、随所にちりばめられていて、発見する度に胸にぐっときました。個人的には、ガンダムに強い思い入れがあるので、ガンダムが登場するシーンを観れただけでも、嬉しかったです。 観て楽しむタイプの映画ではありますが、バーチャルとリアルの関係性が示す未来社会への不安感という、しっかりとしたテーマがあるので、ラストの展開も誰もが納得のいく印象的な結末になっています。子供からお大人まで本当に楽しめる作品です、特に40歳から50歳台ぐらいの方には、好きなキャラクターが出てくる度に興奮すると思います。
近い未来、環境汚染などで退廃的な現実がある一方でバーチャルの世界OASISでは皆思い思いのアバターとなって理想の生活を送っていました。ある日OASISを作り上げたジェームズ・ハリデーが、ゲーム内に隠された3つのカギを手に入れた者にOASISの所有権と遺産を授与すると遺言を残します。主人公ウェイドは仲間とともにその謎を解くために奮闘します。 オタク文化と言われる作品たちが集結しており、今までそういった作品が好きで追いかけてきた自分の人生を肯定されたような気がしました。謎解きの過程でも、どれだけジェームズ・ハリデーのことを知っているか、オタク文化を熟知しているかが謎を解くための重要な要素となっています。オタク文化の讃美歌のような映画です。この作品だけで完結するのではなく、今までのオタク文化の歴史があってこそ、映画の面白さに深みが出ます。 ただそういった知識がなくても、さすがスピルバークの手腕で万人が楽しめる作品となっています。
「オールスター大集結!」といった作品は、多くのコンテンツが成熟し終わりを迎えつつある現在においては増えつつあります。代表的かつ評価の高い物を挙げるなら、映画「アベンジャーズ:エンドゲーム」などが存在しています。 ただ、オールスターと言えば聞こえはいいものの、中にはキャラクターが多すぎるあまりそれぞれの個性を出し切れず、「ごった煮」のようになってしまうパターンも多く存在します。下手に作ると「ネームバリューだけ」の作品になってしまうこともしばしばあります。 しかし、レディ・プレイヤー1は違いました。海外のアニメや映画のキャラをはじめ、日本の作品(キティ、ガンダム、AKIRAなど)から出てきた要素を含んでいるにもかかわらず、独自の世界観を貫いて見せました。 ストーリー面で言えば、伏線の張り方、そして回収の仕方が丁寧でした。一瞬違和感を持つようなシーンもあとでまったく不自然のない形で伏線として回収されます。 「ゲーム」というテーマに対する回答の仕方も「見事」の一言で、私もゲーマーなのですが、この作品が表現したテーマへの答えに、激しく同意しながら涙を流してしまいました。 加えて魅せ方も独特で、圧倒的大多数の既存キャラクターを出しつつもその大半にはセリフがありません。けれど、動きなどを見て、知っているキャラクターが要れば「あっ!」と言ってしまうほど、仕草などでキャラクターを表現しきっています。多くの作品やキャラクターを知っていれば知っているほど、その多様性と表現力に驚かされることでしょう。 映像技術も見事で、派手なアクションシーンをはじめ、見とれてしまうような演出なども多く含まれており、見ていて飽きない作品でした。
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