「オールスター大終結!」といった作品が好きな方にお勧めできる
2020年8月4日 16時59分
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総合評価:
5.0
「オールスター大集結!」といった作品は、多くのコンテンツが成熟し終わりを迎えつつある現在においては増えつつあります。代表的かつ評価の高い物を挙げるなら、映画「アベンジャーズ:エンドゲーム」などが存在しています。
ただ、オールスターと言えば聞こえはいいものの、中にはキャラクターが多すぎるあまりそれぞれの個性を出し切れず、「ごった煮」のようになってしまうパターンも多く存在します。下手に作ると「ネームバリューだけ」の作品になってしまうこともしばしばあります。
しかし、レディ・プレイヤー1は違いました。海外のアニメや映画のキャラをはじめ、日本の作品(キティ、ガンダム、AKIRAなど)から出てきた要素を含んでいるにもかかわらず、独自の世界観を貫いて見せました。
ストーリー面で言えば、伏線の張り方、そして回収の仕方が丁寧でした。一瞬違和感を持つようなシーンもあとでまったく不自然のない形で伏線として回収されます。
「ゲーム」というテーマに対する回答の仕方も「見事」の一言で、私もゲーマーなのですが、この作品が表現したテーマへの答えに、激しく同意しながら涙を流してしまいました。
加えて魅せ方も独特で、圧倒的大多数の既存キャラクターを出しつつもその大半にはセリフがありません。けれど、動きなどを見て、知っているキャラクターが要れば「あっ!」と言ってしまうほど、仕草などでキャラクターを表現しきっています。多くの作品やキャラクターを知っていれば知っているほど、その多様性と表現力に驚かされることでしょう。
映像技術も見事で、派手なアクションシーンをはじめ、見とれてしまうような演出なども多く含まれており、見ていて飽きない作品でした。
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