「もしかしてギャグでやっているのか？」恐怖人形ぱぴこさんの映画レビュー

恐怖人形 The Japanese Doll

もしかしてギャグでやっているのか？

このレビューにはネタバレが含まれています

ぱぴこ

2021年8月9日 11時37分役立ち度：0人

総合評価： 2.0

物語の概要をざっと見て、面白いかもしれないか全く面白くないかどちらかかと賭けのような感じで視聴。
結果後者でした。
発想自体はいいのですが、肝心の構成にかなり問題があります。
謎の招待状を受け取り集まった男女たち。
彼らは10万円もらえると聞き、参加するわけですが……。
まあ、普通はそんな怪しげなものに飛びつくわけがないですよね。
家を出ようとした主人公。彼女がドアを開けると、日本人形が置かれていました。
そして、それは他の参加者のドアの前にも。
恐らくホラーな展開が始まると思いきや、想定の範囲というか想定の範囲すぎて斜め上に物語が進みます。
「人形が大きくなる」というシーンがあり、そこはむしろ大きくなりっぷりに笑ってしまいました。
もしかしてギャグなのでしょうか。
登場人物の行動の動機、そしてその行動そのものも意図が弱く、説得力に欠けています。
先にも書いたとおり物語の骨子となる部分は悪くないので、心霊系に振るのか、いわゆる「ヒトコワ系」に振るのか明確にした上で制作したほうが良かったかと思います。
びっくり系もほとんどありませんので、ホラー苦手な方がお試しに観る分にはちょうどいいかもしれません。