タイトルを上手く使った映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月12日 15時10分
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総合評価:
4.0
タイトルと違ってほとんど主人公は感情を表しませんが、それにより、却っていかに主人公が内面を動かされているかが伝わってくる映画になっています。
仕事中に誤って殺した少女の母親も消すように組織に命じられる主人公ですが、それに反してその母親を守るために組織の元の仲間たちと戦うことになります。
相手は現代の犯罪も請け負う組織なので、元軍人らしい人たちが出てきて、現代の軍用装備を使い攻防を繰り広げることになります。
様々な火器や無線機など、現代の戦場ではこのような使い方をするのか、と思わせる描写になっていました。韓国は徴兵制度があり、英語ができる人も多いことから、海外で軍事的な仕事をする人も多いのだろうか、と思わせる内容でした。
リアルで激しいアクションシーンが展開されますが、米国映画並みのクオリティでした。
主人公の描き方が、何かと物悲しくなっているところがアジア圏の映画という感じでした。
「アジョシ」を撮ったイ・ジョンボム監督の映画ですが、こちらの方が良かったです。