とにかく美しい
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年12月26日 17時47分
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総合評価:
5.0
バレエダンサーのセルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー映画です。
天才的なテクニックを持つ彼の半生、そして彼の想いが描かれています。
バレエというと、どうしても女性が主人公。
ですが、セルゲイの踊る様は大変美しく、惹きこまれるものがありました。
才能があるが故にバレエ学校にいくことになり、その学費を払うために家族がバラバラになるというところがとても切なく感じました。
飛び級をするほどの才能があるのだから、支援なりがあればセルゲイも悲しい想いをしなくて済んだだろうになぁ……。
家族を舞台によびたい、という希望があったのに、両親は離婚。
まだ若い多感な青年だったセルゲイにとっては辛いことだったかと思います。
私は元々バレエを観るのが好きなので、彼の舞う姿にとても興味をもって観ました。
軽々と舞うために、どれだけの苦労が必要か……。
彼がコカインにはまったことがあるというのも、孤独感を感じ切なかったです。
Youtubeで注目を集めた「Take Me To Church」も紹介されており、その舞う姿にうっとりするとともに、少しの悲しみを感じました。