ジャンル不明でボヘミアンな映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月8日 22時29分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
好き嫌いが別れるウディアレン監督の作品の中でも、スペインとアメリカの合同制作により、パリで撮影されたどこか不思議なストーリー展開で芸術的にも高評価で第84回アカデミー・脚本賞を受賞しています。小説の執筆に頭を悩ましていた主人公ギル・ペンダー演じるオーウェン・ウィルソンは、婚約者イネス(レイチェル・アクアダムス)とパリを訪れる。二人は将来どこに住むかで口論になるが、お酒を飲んだギルが夜中にパリの街中を歩いていると、不審な車であるパーティーに連れていかれる。その会場で出会ったのは今は昔、著名や詩人や小説家や芸術家であった。何が起こったのかわからないジルは、翌日イネスに昨夜のことを話すがあまりに信憑性がない。小説の作業もままならないジルは毎晩その夜会に足を運び、ピカソの愛人アンドレアに心を奪われる。
映画に登場する伝説の芸術家や小説家が微妙に実物と似ていて、その中に迷い込むギル役俳優のとぼけた演技がユーモアに溢れています。最終的には結婚を破棄し、帰国するイネスとパリに留まるギルが別れてしまいますが、最後に架空の人物であるはずのアンドレアとギルはパリの街へ消えていきます。
イメージワード
- ・楽しい
- ・不思議
- ・セクシー
- ・ファンタジー
- ・ゴージャス