ホラーかと思いきや...
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月24日 14時33分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
ジャパニーズホラーの類が大の苦手なわたしでも、この作品は最後まで観ることができました。
典型的なホラー映画というよりは、ホラー風味のエンターテイメント作品といったところでしょうか。役者のヴィジュアルの作りこみや不穏な空気感は、さすが中島監督だなと思いました。
正直、妻夫木聡演じるイクメン気取りの夫・秀樹がとても胸糞悪くて一番恐怖を感じ、それ以降のシーンはそこまで恐いと思いませんでした。結局、悪霊なんかより人間が一番恐ろしいなぁと...。
ラストのありとあらゆる霊能者が集結してお祓いをするシーンははじめは盛大なギャグのように思えてしまい(あれはあれで面白かったのですが)、一体わたしはなにを見せられているんだという感情になりましたが、だんだんあの壮大さな映像美に憑りつかれたように見入っていました。
かなり斬新な作品ではありますが、日本社会の闇の部分が見え隠れしているところは妙にリアルだったり、全編を通して感じるわくわく感がジェットコースターのようで飽きずに2時間観ることができました。
イメージワード
- ・悲しい
- ・笑える
- ・不気味
- ・恐怖
- ・絶望的
- ・切ない
- ・パニック
- ・ファンタジー