格差と貧困が解る映画
2021年1月6日 14時25分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
サイケ(高杉真宙)、カズキ(加藤諒)、タケオ(渡辺大知)の三人は、少年院を出たのち、3人で詐欺の事務所の金庫の強奪を始めます。少年院出身で、資格も住居もないので、普通に働くこともできないため、オレオレ詐欺グループのお金を奪い、自分たちで何かを始めることを夢見て強奪を続けているのでした。しかし、少年院が同じだった半グレのグループに目を付けられ、すべて奪い取られたため、詐欺グループの上にいる金主の資金を奪うことを計画します。
いかに格差と貧困が子供に大きな影響を与えるかがよく解る映画です。現代日本の格差の最底辺にいる少年たちのサバイバル青春犯罪映画となっています。詐欺グループの描写に関しても、リアルな描写になっていました。一つの映画の中に、様々なテーマが詰め込まれています。ダークな素材を軽快に描いた力作です。福祉、療育関係者にはお勧めです。
イメージワード
- ・楽しい
- ・悲しい
- ・笑える
- ・泣ける
- ・絶望的
- ・勇敢
- ・切ない