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「氷点(監督:山本薩夫)」 氷点 Ed.Ian(France)さんの映画レビュー

氷点 The Freezing Point

氷点(監督:山本薩夫)

このレビューにはネタバレが含まれています

2023年11月1日 20時59分 役立ち度:0人
総合評価: 5.0
原作は、北海道を舞台としたキリスト教小説ですが、この映画は、カソリック宗教演出の作品(映画脚本:水木洋子)です。
乳児院から引き取られた陽子は殺人犯の娘、医学博士(病院長)家族が引き取ります。
陽子と兄は家系が違います、次に、陽子と、兄が紹介した婚約者、はアンマッチング、等々、いろんな事が起こり、陽子は、「どの家系も昔を辿れば、殺人した者がいるものです、陽子の心は氷点です。」という遺書を作り、睡眠薬により、自殺を計ります。
しかし、陽子は、最新医学(フランス医学)で助かってしまい、
今度は、医学博士(病院長)家族側が、
呪われてしまう、という、映画です。
その、舞台演出的の冷たい演出は、山本薩夫監督ならでは、
キリスト教と、フランス国家を、批判出来ていて、すぐれています。
他に、凍りつくとは何か、を主題にしているような映画音楽(現代音楽)も、キリスト教批判のカソリック宗教音楽で印象に残るのでした。

詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
イメージワード
  • ・悲しい
  • ・泣ける
  • ・知的
  • ・勇敢
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