異端の鳥
The Painted Bird / The Painted Bird
少年(ペトル・コラール)は東欧のとある場所に疎開し、無事にホロコーストから逃れる。だが、疎開先の一人暮らしの叔母が病気で亡くなり、さらに叔母の家が火事で焼け落ちたため一人で旅に出ることになる。孤児になった彼はあちこちで白い目で見られ、異物として周りの人々にむごい扱いを受けながらも懸命に生きようとする。
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異端の鳥の豆知識・失敗談
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豆知識・トリビア
1960年代、作家のイエジー・コシンスキーは、第二次世界大戦中に自分が受けたとされる残虐行為についての驚くべき話で、マンハッタンの文壇で有名になっていました。6歳で両親に捨てられ、一人で田舎を歩き回り、レイプや殺人、近親相姦などを目撃し、常に命の危険にさらされていたといいます。コシンスキーは、これらの話を最初の小説『異端の鳥』(1965年)にまとめ、一時はホロコースト文学の代表作とされていました。しかしコシンスキーの自伝的な主張は後に、彼と彼の両親は皆、宗教心の強いポーランド人に保護されていて、彼をナチスに引き渡すことはなかったことが明らかになり、否定されました。
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豆知識・トリビア
ポーランドはこの映画への協力を拒否しました。ポーランドの作家イェジー・コシンスキの原作『ペインテッド・バード』は、彼の母国で長年にわたり物議を醸してきました。以前は自伝的な作品だと主張していましたが、ポーランドの農家で行われたとされる残酷な行為のほとんどを作者がでっち上げていたことが明らかになり、数十年にわたって発禁処分となったこともあったのです。後になって明らかになったことには、コシンスキの物語には、ポーランドの映画監督で友人でもあるロマン・ポランスキーなど、家族がいなくても他人の助けを借りて戦争を生き延びた人々の子供時代のエピソードが多く含まれていたのです。本にも映画にも、物語の舞台がポーランドであることは一切書かれていない(話し言葉もポーランド語ではない)にもかかわらず、映画化を打診された16のポーランドの制作会社は、いずれも協力を拒否したといいます。また、ポーランドの配給会社も参加したがりませんでした。
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豆知識・トリビア
タイトルの由来は、本の中に登場するストーリーです。一羽の鳥を捕まえた鳥捕りは、その鳥に何色もの絵を描きます。飛んで帰ったその鳥は、他の鳥たちから疎まれます。
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異端の鳥の映画情報
公開日: 2020年10月9日 / 上映時間: 169分 / 製作年: 2019年
配給・制作会社: トランスフォーマー / 映倫区分: R15+ (日本)
異端の鳥の評論家の解説レビュー
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