映像の美しさと希望の光
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月23日 05時32分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
小人?妖精?が人間の家から少しずつ物を借りながら暮らしている。借りというかちょっとずつバレない程度に盗んでる訳なんだけどあまりに小さく可愛らしいので借り暮らしと言う言葉がしっくりくる。
小さなアリエッティと心臓の悪い病弱な少年、翔とが出会う物語。
どこかもう生きている事に失望した少年がアリエッティと出会い希望を持つ。淡い恋心のような友情のような爽やかさがこの作品の魅力。
初めての借りにワクワクしながらアリエッティが行くシーンがとても印象的。
釘で作った橋や、両面テープを利用してカーテンを登るなどなんだか見ているほうもワクワクするばかり。アリエッティの初の獲物が「まち針!」まち針ってのがまた可愛すぎる。剣のようにワンピースに刺すアリエッティがたまらなく可愛いのだ。
良かれと思った翔の行動がアリエッティ一家の引っ越しになってしまうのだが、種族を超えた心の交流のような感じが美しい。
エンディングで川をポットの舟で下っていくのだが美しい歌声と映像に最後まで引きつけられる。
イメージワード
- ・楽しい
- ・泣ける
- ・切ない
- ・ロマンチック
- ・ファンタジー