全く出会うはずもない、生き方も正反対の2人が親友となる実話の物語。
お互いに無い物を少しずつ補いながら最高の親友になっていく。
黒人青年ドリス(オマール・シー)と
事故により首下付随の障害をもつフィリップ(フランソワ・クリュゼ)の掛け合いが非常に面白い。
お互いが知らない世界を体験する事により
先の見えない暗い日常に光が差し込んでいく。
ドリスは障害者のフィリップに対し同情心を全く持っていない事がフィリップには希望の光であったのだろう。
ドリスのブラックユーモアに引いてしまう人は中には居るかもしれないが…フィリップが笑うのだからそれが全てだろう。
新しい一歩を踏み出すには何事勇気がいるが、それを後押ししてくれる友人の存在はかけがえの無い宝だ。
映像や音楽も美しく、意味を持つシーンに始まり、後にそれが繋がる。
最強の2人の絆が羨ましいと思える作品。
エンドロールで実際の2人が流れるシーンも素晴らしい。