タイトル通り
2021年8月18日 16時19分
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総合評価:
4.0
まさに「素晴らしき映画音楽たち」です。
本作に登場する映画はどれも有名なものばかりなので、まずどんな層が観ても楽しめるのではないでしょうか。音楽好き・映画好きは観ている間興奮が冷めやらない状態になると思います。
映画音楽の作曲家たちは特殊ですし、ありえないほどの才能に溢れています。感受性が豊かというのでしょうか、場面を観て脳内に湧き出てくる音を多くの楽器を用いて表したり、ピアノ一台で表現したり。
今作ではそんな彼らのエピソードやインタビューと映画のワンシーンを重ねあわせ、名作と名音楽がいかに素晴らしいかをプロの視点からも観ていく、映画音楽の素晴らしさをひたすら語る映画になっています。
スティーブン・スピルバーグがジョン・ウィリアムズの弾くピアノに寄り添って立ち、名作『E.T.』のかの有名なワンフレーズを導き出した話など、聞いていて、みていてとてもぞくぞくしました。
普段映画を観るときにあまり切り離して考えることのない音楽と映画ですが、逆に言えば切り離すことのできないものでもあります。その魅力をさらに深めることのできる一本です。