ロボジー
弱小家電メーカー、木村電器に勤務する小林、太田、長井の3人は間近に迫るロボット博での企業広告を目的に、二足歩行のロボット開発に奔走していた。しかし、発表直前の1週間前にロボットが大破してしまう。慌てた3人はとっさの判断で、一人暮らしの頑固老人・鈴木(五十嵐信次郎)をロボットの中に入れて出場したところ、鈴木の奇妙な動きが絶賛され……。
この映画のある程度のコンセプトは知りながら見ましたが、とても面白い映画でした。私が、エンジニアだからでしょうか、エンジニアあるあるがたくさん詰め込まれていて、興味深かったです。個人的には、後半で、ロボットを開発した鈴木重工のエンジニアたちが、大学生に「CADはソリッドワークスを使ってるんですよね?」と質問されて、それを社会人のエンジニアが知らないにも関わらず、「も、もちろんですよ」というシーンは大爆笑しました。なぜなら、ソリッドワークスはエンジニアなら誰でも知る有名なCADツールだからです。この映画を見ていて、一番感動したのは、そんな大学生たちの刺激を受けて、全くのダメ社員だった鈴木重工のエンジニアたちが、真のエンジニアとして成長していくプロセスでした。そして、欠かせない存在が、大学生を演じる吉高由里子さんです。いろいろありながらも、彼女が鈴木重工に就職したというストーリーはなんだか納得でしたが、彼女が入社しても、やっぱり、最終的に中に人に入ってもらう選択を選ぶところは最高のオチでした。
電機メーカーの社運をかけたロボット開発において、博覧会直前にロボットが大破してしまい、仕方なく中身を生身の人間でごまかそうとするコメディです。落ちこぼれの社員三人組は急遽ロボットの中に入る人間を探すためにオーディションを行いますが、補欠で受かったのはよぼよぼのおじいさんでした。最先端のロボットとおじいさんというミスマッチが、映画に引き込まれる要素となっています。最先端とはいえ、ロボットの部品は錆びついてなんともレトロ感があり、ロボットの名前もなんとも古風で愛着がわきます。それでも吉高由里子演じる女学生をとっさに救ったことからロボットは一躍時の人となり、3人の社員も後には引けなくなってしまいます。それでもやはりというか結局はバレてしまいかけますが、なんとも衝撃の展開でそれもうまく切り抜けます。一件落着し、鈴木(おじいさん)も元の一人暮らし生活に戻っていたころ…という、続編につながりそうなラストだったので、是非また同じキャストで続編を観たい作品です。ちょっと非現実的ではあるけど、コメディとして、また鈴木と家族との暖かいドラマとして、楽しめる作品でした。
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