寄生獣 完結編
新一(染谷将太)の暮らす東福山市で、市長・広川(北村一輝)が率いるパラサイトたちの強大なネットワークが形成されていく。彼らの動向を注視していた人類側は、パラサイトの全滅を図るべく特殊部隊を編成して広川と配下たちの根城となっている東福山市庁舎の急襲を画策していた。静かに対決の時が迫る中、パラサイトの田宮良子(深津絵里)は人間の子供を生んだのを機に人類と共存する道を探る。新一とミギーがその鍵になると考えるが、彼は母親を殺したパラサイトへの憎しみと怒りに支配されていた。
原作の熱烈なファンとしては、映像化に当たって色々と口を挟みたくなってしまうもの。 映画化を知った時、いちばん引っかかったのがそのキャスティングでした。登場人物のルックス、ミギーの声など、想像していたものとことごとく違う! 特に違和感があったのが田宮良子。深津絵里のような目のくりくりとした美人なんてイメージに合わない、もっとシャープで人間味の無い冷たい顔立ちでなければ、と思っていました。 ところが、前編後編と観続けている内、皆さん全く違和感がなくなってしまったのだから、女優・俳優さんてやっぱり凄い。 それもそのはず、出演者は若手、ベテラン問わず、演技派ばかり。 脇役も、大森南朋、余貴美子、浅野忠信などそうそうたる顔ぶれです。 この手の映画、人選を誤ったら大コケだっただろうな。 そんなハイレベルなキャストの中、私の一押しが浦上を演じた新井浩文。目のイキ方がハンパでなく、この人ほんとに猟奇殺人犯なんじゃ・・・?と、画面越しに目が合うだけで背筋がゾッとしたほど。 原作もそうでしたが、パラサイトによるどんなにエグい殺戮シーンよりも、人間であるこの浦上の方がよっぽど恐ろしく、救いの無い気持ちにさせられます。 世の中、○滅ブームですが・・・、同じ残酷描写の多い作品でも、殺戮シーンのハンパ無さ、テーマの深さにおいてもこれをを上回る名作は存在しないのでは、と思うのです。 それでもやはり、この作品の素晴らしさは是非原作で、と思うので、大健闘したにもかかわらず、映画版は★3つで。
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