ジャン・レノの新しい一面を観れます。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月5日 12時26分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
ジャン・レノが、三ツ星レストランの超一流有名シェフ・アレキサンドル役をバッチリとこなしていて、ハードボイルドばかりではないソフトな役どころも好演している所が面白いです。
その彼は超一流シェフといえども、星を落としかねないスランプを抱えた中、自分のファンで料理を完全コピーできるジャッキーと出会っていく事で、ぶつかりながらも結果的にはどちらの料理人人生も前向きに進展していくところが素敵です。
そのジャッキーは最初に自分の気持とは裏腹に、料理人からまさかのペンキ職人へと移動させられてしまい、どうなる事かと思っていましたが、そこの厨房のダメな様子に口を出さずにはいられない性格が幸いして、また戻れるきっかけとなっていったシーンは面白かったです。
彼は少し頼りない雰囲気がありながらも、料理に対する独自の路線を突き進んでいるのが職人っぽい感じで、また一生懸命なんだけどどこかコミカルな様子も微笑ましく観られ、その演技に段々と惹きつけられました。