悪くはないけど…非常に惜しい作品
2021年9月20日 11時36分
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総合評価:
3.0
米・インドネシア合作という物珍しさもあって観てみましたが、「思ったよりは良い」というのが第1印象でした。
まず、アクションは文句なしで良かったです。
銃撃戦、格闘戦ともに派手で俳優の動きも良く、満身創痍になりながらも戦う描写が多いためとても見応えがあります。
また、「コディアック」というパワードスーツ(パッケージ絵の裏に写っているロボットのようなもの)が強敵として登場し、他にも敵側の強大さが示されるシーンが随所に出てくるので、主人公たちの戦いが絶望的なものだと否応なしに見せられます。
ただ、ストーリー面に関しては、大筋では分かるものの細部に分かりにくい場面や描写が時折あり、もう少し気を使ってほしかったと思います。
登場人物も多くそれぞれが個性的なのは良いのですが、主人公側は初登場時以外に見せ場が少ない登場人物もおり、名前が覚えづらいのも難点です。
あと、流血表現や痛い描写が多めなので、苦手な人は注意したほうが良いです。
見事なアクション面と、改善してほしい点がままあるストーリー面とで長所と短所が明確に分かれており、「誰でも楽しめる映画」とならないのがとても惜しい作品です。