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「ホラーミステリーの真骨頂!」 残穢 住んではいけない部屋 fukudaさんの映画レビュー

残穢 住んではいけない部屋 The Inerasable

ホラーミステリーの真骨頂!

このレビューにはネタバレが含まれています

2020年8月31日 22時08分 役立ち度:0人
総合評価: 4.0
 ホラーは、その中でもサイコやグロテスクなどジャンル分けができると思うが、今回の作品はホラー映画として目新しい分類に含まれるのではないだろうか。
ショッキングな映像や視聴者の心臓を揺さぶるような演出で驚かすホラーよりも、どちらかというとミステリー好きの方におすすめできると思う。

 まず、残穢という題名について、普段使いしない単語のため、言葉の意味と物語を決めると言っても過言ではない題名に残穢と命名した意味を考えさせられた。
もちろん、映画の中で残穢について詳しく語られるのであるが、映画はその残穢を追う物語となっている。
怪異が起きたマンションの一室から、マンション全体、そして土地を移して怪異が広がってきたことを知っていく。
怪異を追っていくごとに、登場人物たちは怪異の広がりと歴史的重厚感にはまっていくという、数千年続く歴史の深い日本だからこその恐ろしさを思い知らされるのである。

 ただ、キャストの俳優陣の演技にも演出にも文句はないのだが、一つだけ難点を挙げるとすれば、原作と違うオチをつけてしまったことである。
映画の最後で幽霊を見せてしまった、そのことで冷めてしまったのである。
派手な演出とショッキングな映像がないことで、じんわりとした怖さと自身に起こるのではないかという身近な恐怖を感じていたのに、最後の幽霊によって映画と自分が切り離されたような、恐怖が浸透しきらなかったのである。
これに関しては惜しいの一言に尽きるのだが、全体的に見れば、名作には間違いない。

 もし、オチがどうしても気に入らない人は原作を読んでほしい。
ホラー小説を読んで怖いと思ったことがなかった私なのだが、この原作を読み切った後は鳥肌と寒気がした。
さらに、残穢には前史にあたる「鬼談百景」がある。
残穢は長編作品なのだが、「鬼談百景」は百物語(厳密にいうと残穢が百番目)になっているので、話が短く読みやすい。
幽霊は出ないのに背筋が凍ってしまう話がたくさんあるので、小野不由美さんの文章力に圧巻されることだろう。
詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
イメージワード
  • ・不気味
  • ・恐怖
  • ・知的
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