やっぱり「人」が一番怖い
2021年2月23日 13時39分
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総合評価:
4.0
「トリハダ」劇場版の2作目。
これまでと同様、心霊現象などは起きず「人が怖い」という着眼点で描かれるオムニバス作品です。
今回の物語の主軸は、OLのしおり。
彼女が引っ越してきた部屋に、前の住人へのものと思われる手紙が紛れ込んでいて……というところから始まる恐怖が描かれています。
個人的に好きだったエピソードは、コンビニで間違えて他人の傘を持ち帰った女性の話。
極めてシンプルなお話ですが「あの後どうなったんだろう」と気になりました。
若い女性がビニール傘を日常的に使っているという点は多少違和感はありましたが。
ちょっとおかしなラブホテルのお話はお笑い枠かな(笑)。実際に体験したら笑えませんが。
作中の短編で別の客が忘れていったスマートフォンを持ち帰ってしまった男性の話もおもしろかったです。
ちょっとした出来心から発展するお話が、主軸のお話と繋がっていくのがよかったです。
全体的にそんなに怖くはありませんし、やや無理のある話もありますが、トリハダシリーズはやはり面白いですね。