アリス・イン・ワンダーランド
白ウサギと遭遇したことによって不思議の国へと迷い込んだアリス。そこは、美しくもグロテスクなファンタジーワールドで、トゥィードルダムとトゥィードルディーや、赤の女王とその妹で慈悲深い白い女王たちに出会う。
このレビューにはネタバレが含まれています
幼いころ、一番好きなお話は「不思議の国のアリス」でした。 子どもの頃観た洋画で印象に残っている作品は「シザーハンズ」でした。監督はティム・バートン。 アリスをティム・バートンが監督するなんて観ないわけにはいきません。 監督の親友ジョニー・デップとパートナーだったヘレナ・ボナム・カーターも、もちろん出演しています。 ジョニーは帽子屋、ヘレナは赤の女王です。ぴったりはまり役ですね。ティムの映画に欠かせないこの二人を観るだけでも十分満足してしまいます。 お話はアリスが成長して19歳になっており、人生で悩んでいます。うさぎが再び現れ、不思議の国へ戻ります。 不思議な世界に迷い込んだ瞬間、あきらかにCGだけどすごすぎる映像美が目の前に広がります。 登場する動物、怪物、背景などとてもリアルです。どうやって撮影しているんだろうとラストまで思いっぱなしでした。アリスももちろん大きくなったり小さくなったりします。衣装もその都度変わるので、見目変化に富んでおもしろいです。小説の続編「鏡の国のアリス」ともからまっていてアン・ハサウェイ扮する白の女王も登場します。 映画のロゴもまさにティム・バートンって感じがしますが、映画も最初から最後まであの独特な彼の世界観一色で奇想天外です。 自分探しの旅、ということがテーマであり、誰もが思い当たる節があるので、年齢問わず楽しめる作品です。
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