展開が早くて爽快
2021年2月5日 16時09分
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総合評価:
4.0
今や全世界の人が利用しているであろうSNSサイトのfacebookを創設したマーク・ザッカーバーグの半生を描いた作品です。facebookの立ち上げから右肩上がりに発展していく過程とザッカーバーグが訴訟される手続きを描くシーンが同時並行的に進んでいきます。終始早口で展開が早く、内容を理解するのでいっぱいいっぱいですが、次々に話が展開していくさまは爽快で頭のいい人の頭の回転はこれだけ早く、頭の中を覗き込んでいるような感覚になります。facebookの前身となるものができたのは、ザッカーバーグが女性に振られたことをきっかけにハーバード大学の女学生の格付けサイトを作ったことが始まりでした。その時点でザッカーバーグの性格が最低だと分かりますが、その後も共同経営者が徐々に足手まといとなり最後には裏切るなど、facebookの発展のためなら情も何もない行動を続けます。巨大組織を率いるには時には人望のない決断が必要なのだと思います。一方で最後に振られた女性のフィードを更新し続ける姿は、彼も私たちと同じ感覚を持っている象徴のようでニヤリとしました。