MERU メルー
コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークは、ヒマラヤのメルー中央峰を目指す。そんな彼らに、シャークスフィンと称される難攻不落の壁が待ち受けていた。トップクライマーたちは、命懸けでシャークスフィン完登を目指す。
タイトルの「メルー」は山の名前です。 登山に全く詳しくない私は、その名をしりませんでした。 本作を観るにあたって調べたところ、インドにある山で標高は約6,250mとのこと。 ただし、かなり登山に困難な山とのことです。 作中でも語られている、ほぼ絶壁の「シャークスフィン」をクリアできた者はおらず、本作で初めて攻略がなされました。 その様子が描かれているのが本作です。 厳しい登山と聞いて、大抵の人が思い浮かぶであろうエベレストと最も違う点は、そこが大変厳しいラインであること。 エベレストは途中までシェルパに荷物を運んでもらうことが可能ですが、メルーのそこは絶壁のためそれは不可能。 そのため、登山者自身が重装備をもっていかなければいけません。 1度目は失敗。その後、メンバーのひとりがスノーボード中に事故に遭い、パーティを組むのは不可能かと思われましたが、奇跡的に復活し再チャレンジしています。 シェルパもいけないようなところですので、登山シーンは登頂メンバーによる撮影です。 彼らがいかにしてそこを攻略したか。そこを目指すための彼らの心の動きなどが描かれています。 特に事故に遭ったレナンは、「9割が二度と歩けない」という状態からの復活。 また、登山が困難な体でのものでした。 私はまったく山には詳しくありませんが、専門用語などは作中で分かりやすく語られているので、内容の理解に問題はありませんでした。 山が好きな人にも、そうでない人にもお勧めです。
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