愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それともー
2021年5月11日 18時09分
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総合評価:
4.0
映画「望み」のキャッチフレーズである
「愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それともー」
これを、母親目線、父親目線、妹目線で丁寧に描かれた映画でした。
テーマがテーマだけに、明るい気持ちや楽しい気持ちになる映画ではありませんので、自分の体調や気分が良くない時は見ないほうが良いかもしれません。号泣しました。
また、まだ親になる世代ではない方達も、あまり理解できない内容だと感じました。
自分は親ではないですが、甥っ子姪っ子がいる身なので、のめり込んで鑑賞しました。
殺人事件に家族が、被害者もしくは加害者として巻き込まれる経験はなかなかない物ですが、万が一そんな事件になった時の心境、どんな辛い事があるのか、気持ちの問題だけでなく、マスコミの汚いやり方、警察の態度など、こんな所まで辛いのか・・これが現実か・・としみじみ感じられる内容になっていました。
1点残念だったのが、女性警察官。演技が下手すぎでロボットみたいで、彼女(早織さんという女優さん?)が出てくるたびに興ざめしました。