実家や家族が恋しくなります
2020年9月13日 16時29分
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総合評価:
4.0
地元の近くが舞台となっていることもあり、電車や駅の風景、田舎な感じが実際と同じだったりもして、見ていて楽しめました。ストーリー的には良かったのですが、監督が以前撮った作品を思わせるような場面がいくつかあったのが、ちょっともったいないような気がしました。折角だからもっと違う演出が見たかったです。
戦いの手法が花札というなんとも古風な、そして頭脳戦なところが良かったです。幼い頃、祖父母の家で花札を楽しんだことがあるので、さらにこの演出を楽しむことが出来ました。ただ、ラストバトルの札や役が良すぎるような気もしましたが…。
決闘のシーンで、ご先祖様になぞらえて「大阪夏の陣」を軸としているのもまた胸アツ演出でした。キングカズマの強さも説明のつくもので、そして操作している佳主馬が中学生らしく、もどかしさを抱えながら戦っているのも、人間らしくて良かったです。
大家族のまとまり感が好きでした。血は争えないのかもしれませんね。また、栄おばあちゃんの芯の強さや声、男性陣が一致団結する感じが好きでした。
何度も見たくなる作品、家族の繋がりっていいものかもと思える作品です。