細田守監督作品の中でも1番いい
2021年8月14日 10時58分
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総合評価:
5.0
冴えない男子高校生が主役ということもあり
共感してみていられるかと思ったが、実際のところそんなこともなく
主人公の小磯 健二は国際数学オリンピックの日本代表を狙えるほどの数学マニアだ
こんな天才君を自分ごととして考えるのはなかなか難しいものではあった。
しかし、話が進むにつれて普通の男子高校生らしさや
問題に対して、立ち向かっていくかっこよさというのがどんどん出てくる。
細田守監督の作品は主人公のCVに俳優をよく起用するのだが
今作は主人公に神木隆之介が起用されている。
これがとても適役というか当時割と若手俳優だったにも関わらず
キャラクターにフィットした演技をしている。
この点に関しては他の細田監督の作品を見てもらえればかなり差がわかるはずだと思う。
タイトルで細田監督の中で1番良かったと書いてある理由は声優にあると言っても過言ではない。
もちろんヒロインの篠原夏希の家族、特に祖母の栄との関係性には
思わずジーンときてしまう時もありストーリーも満足できる内容になっている。
2009年に公開されたとは思えないような仮想現実の描写も見どころの一つだろう。
2021年現在もあそこまでのネット環境になっていないことからもまだまだこれからも愛される作品だと思える一つの理由かもしれない。
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